日本におけるクラフトビールブーム

日本におけるクラフトビールの醸造技術は、日本人がマスターした芸術であるとも言える。IWSR社のRadiusチームのCarla Avruch氏が、日本のクラフトビール市場の拡大について調査した。

1990年代のビール業界の規制緩和が、小規模生産者に醸造ライセンス取得の機会をもたらしたことで、日本のクラフトビールシーンは大きく躍進。1994年に制定された法律では、免許を取得するために必要な年間醸造量を2百万リットルから6万リットルに引き下げられたことで、クラフトビールの醸造所が多く設立された。

しかし、日本の初期のクラフトビール醸造所の全てが、質の高いビールを醸造していたわけではなかった。 90年代の日本のクラフトビール業界は、新しいスタートと同時に、生き残りの難しさの経験もしたとも言える。

アメリカのクラフトビール醸造の影響を受けた日本のクラフトビール醸造業者たちは、地元食材を原料に、試行錯誤を繰り返し、日本発を象徴する様々なスタイルのクラフトビールの醸造に挑戦してきた。歴史的に、ドイツ式のビール醸造やラガーの影響を最も受けて来た伝統的な日本のビール業界に、日本のクラフトビール醸造業界は、新しい息吹を吹き込んだ。

2017年を振り返ってみよう。このような挑戦の結果、いま、日本では高品質のクラフトビールが活況を呈し、クラフトビール専門のバーが誕生するなど、東京のナイトライフを盛り上げている。

「ベアードビールBaird Beer」は、国内で最も成功しているクラフトビール醸造業者の1つだ。 小規模製造のブランドは、カリフォルニア南部のクラフトビール醸造業者のStone Brewingとコラボや、醸造に四季を織り込むというアイディアを日本市場に導入などをしている。

「わびさび ジャパンペールエール 」 のような日本的な味覚を表現するネーミングを用いた数多くのクラフトビールを醸造。 「わびさび ジャパンペールエール 」は、ペールエールとIPAスタイル、さらに、「わさび」と「緑茶」のフレーバーをブレンドした個性的なビール。 醸造所は静岡にあるが、人気のバー「ビアード・タップルーム原宿」では同蒸溜所のすべてのビール(現在はビール12種)と季節限定品をお試し出来る。

クラフトビール専門バーの「ビアード・タップルーム原宿」は、ビールの学習と量より質にフォーカスし、東京のバーシーンを変化させています。

出典:IWSR Magazine 2017年11月号

 

 

 

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