高級スピリッツの成長が復活。牽引する米国と勢いを失った中国

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高級スピリッツの成長が復活

プレステージスピリッツの世界最大市場の米国では、景気回復の恩恵を受け、前年比3.1%増となり過去最高の成長率を見せた。米国ではコニャック(16.9%増)とジン(12.4%増)の売り上げも好調だった。イギリス、日本、ドイツも2014年はプレステージスピリッツの売上が好調で、それぞれ20.1%、8.1%、18.6%の増加を見せた。

プレステージスピリッツの最大の売上高を誇る米国市場は、2014年の世界の売上の40%以上を占め、2009年から2014年の間の年平均成長率(CAGR)は8.5%をマークした。さらに米国におけるプレステージスピリッツなどのハイエンドのスピリッツの販売量は、今後5年間でさらに270万ケースの増加が見込まれるとIWSRは予測している。

失速した中国の高級スピリッツ市場

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この記事はIWSRマガジン11月号に掲載中です。

一方で、中国市場における2014年のプレステージスピリッツの売上は、前年比15.3%激減し、520万ケースに落ち込んだ。経済の失速と政府による汚職取り締まり強化が進んだ中国は、2014年も引き続き、世界のウルトラプレミアムやプレステージスピリッツの売上高の推移に影響を及ぼした。

小売価格が30米ドル以上のスーパープレミアム、ウルトラプレミアム、プレステージスピリッツの2014年の世界売上高は3,260万ケースに終わり、前年比でわずかに2%を上回る成長率に留まった。前年比の売上が2%減少した2013年と比べ回復基調にあるものの、9%強というダイナミックな成長率を見せた2012年の水準にはとどかなかった。

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